スクラッチ(scratch)というプログラミング言語をご存知でしょうか?
聞いたことある方、もしくは初めて耳にする方もいらっしゃると思います。
このスクラッチ(scratch)というプログラミング言語、今年から小学校に進学されるお子様がいる保護者の方は知っておいたほうがいいかもしれません!
2020年から小学校でもプログラミング教育が必修化になりますが、小学校で行われるプログラミング教育で導入率が1番高いプログラミング言語がスクラッチ(scratch)です。
そこでこの記事では
- そもそもスクラッチ(scratch)って何?
- スクラッチ(scratch)を学ぶならどんな本が良い?
など、スクラッチ(scratch)の基本からスクラッチ(scratch)を学べる小学生向けの学習本を厳選して紹介していきます。
スクラッチ(scratch)がまだあまり知らない方やこれからお子さんに学ばせようと考えている方は、ぜひご参考にしてみてください!
【初心者の方必見】そもそもスクラッチ(scratch)って何?基本を教えます
聞いたことがない人はスクラッチ(scratch)自体なんことか分からない方が多いと思います。
まずはスクラッチ(scratch)なんのことでどんなことができるサービスなのかをみていきましょう!
スクラッチ(scratch)とはMIT Media Labが開発した子供向けのプログラミング言語
スクラッチ(scratch)とは、スクラッチ財団がマサチューセッツ工科大学メディアラボ (通称MIT Media Lab )と共同開発したビジュアルプログラミング 言語です。
主に8才〜16才の子供たちをターゲットにしており、現在、4400万以上のユーザー登録がされています。
小さな子ども向けには、簡略版の「ScratchJr」(5歳〜7歳向け)があります。
このスクラッチ(scratch)はなんと無料で使え、ターゲットにしている年齢層が子供向けなこともあり、子供が学習中に飽きることがないよう楽しく簡単にできるように作られているのでとっつきやすく学びやすいのが特徴です。
スクラッチ(scratch)はプログラミング 言語をわかりやすく学ぶために作られています。
ですのでスクラッチ(scratch)で何かを作る(サービスを構築など)というよりはスクラッチ(scratch)に触れることや使うことが1番の目的です。
スクラッチ(scratch)では様々なことができる
スクラッチ(scratch)できることは多岐にわたり、
- ゲームやアート
- シミュレーション
- ロボットプログラミング
など様々なことがプログラミングでき、さらにはオリジナルのペイントエディター、サウンドエディターまで内蔵されています。
子供が興味を持ちそうな単語が満載ですよね。
本当に簡単にできてしまうので大人の方がハマってしまうことも多いです。笑
無料のサービスなのに本当にそんなんことができるの?と思ってしまいますがスクラッチはすべて無料で利用することができます。
日本語にしっかりと対応している
いくら使いやすくて無料でも日本語対応していないと使い方が分からないですよね。大丈夫です!
スクラッチは開発こそアメリカですが、現在は40を超える言語に翻訳されています。
スクラッチが使用されている地域も世界150カ国以上。
日本語は、なんと「ひらがな」表示も選べるようになっているので小学校に入学したてでまだ、漢字を覚える前のお子様もしっかり使えます。
教育現場からも絶大な支持!
スクラッチは、たくさんの小学校のプログラミング 教育に導入されている言語です。教育の現場で教える教育者からもたくさんの支持を集めています。
また、全世界の教育現場でも使用されているため、教育者向けのガイドやサンプルの作品がたくさん用意されているので初めて教育する人も現場で教育するイメージがしやすくなっています。
また、教育者同士が情報交換できるコミュニティが充実しています。ですので、困ったことがあっても解決しやすく教育現場で活用が増えている理由のひとつです。
テレビ番組にも採用されているスクラッチ(scratch)。
NHKのEテレで放送中の番組「Why!?プログラミング」でも採用されています。
機会があれば見てみてください。
直感的に操作できる
スクラッチ(scratch)ではビジュアルプログラミング が採用されているので難しいコードを書く必要がありません。
小学生の子供に変数やif文など教えても興味を持ってもらいにくいですよね?大人でも頭が痛くなってきます。
そこでスクラッチ(scratch)は画像のようなビジュアルプログラミング を採用し、 ブロックをジグソーパズルのようにつなぎ合わせるだけで、
ゲームやアニメーションなどの作品ができあがります。 必要な操作はドラッグ&ドロップなどの簡単なマウス操作のみです。
【厳選】スクラッチ(scratch)が学べるおすすめの学習本3選
スクラッチがどんなものかおおよそ掴んでいただけましたでしょうか?
様々な国々で使用されているスクラッチ(scratch)ですがどうやって学べばいいのか悩みますよね?
基本的にはネット上にも様々な情報が載っているので、そちらを参考にしてもらえらばいいのですが、お子さんにはネットじゃなくて本で学ばせたいと思う方もいると思います。
そこで、ここからはスクラッチ(scratch)を学ぶためにおすすめな本を3つ厳選して紹介します。
スクラッチ3.0でゲームを作ろう! 小学1年生からのプログラミング教室
入門編としてまずおすすめしたいのはこちらで、プログラミングを学ぶのに手に取っていただきたい最適な本となています。
スクラッチ(scratch)の本はたくさん販売されていますが、数あるスクラッチ(scratch)本の中で、2019年度第一四半期の実売部数で第1位を獲得した本です。
内容 | Question |
---|---|
1時間目「恐竜キャッチゲーム」を作ろう! | ゲームを作れるって、ホント? |
2時間目「バスケットボールマンゲーム」を作ろう! | ゲームから、いろんなことが学べるの? |
3時間目「サッカーゲーム」を作ろう! | プロゲーマーって、しごとなの? |
4時間目「パズルゲーム」を作ろう! | スクラッチで、絵も描ける? |
5時間目「音ゲーム」を作ろう! | クリプトも、ゲームできるの? |
6時間目「モグラたたきゲーム」を作ろう! | プログラミングで、友情が生まれる? |
クローンって、なんですか? | |
8時間目「シューティングゲーム」を作ろう! | ゲームは、やる、作る? |
9時間目「UFOキャッチャーゲーム」を作ろう! | ぬいぐるみを取るコツは? |
気になる本の内容はというとすべてゲーム作り。
この本は入門編ですので帯でも書いてある通り、スクラッチ(scratch)を初めて触る子どもが、遊びながらゲームを作っていくことができます。
プレイステーションやXBOXのように既に完成されたゲームも魅力が絶えませんが、自分で作ったゲームとなると魅力が倍増ではないでしょうか?
自分自身でゲームが完成させることにより達成感を感じることもできます。
もちろんゲームを作っていく上でプログラミングのに関する知識をかみ砕いて説明しています。
さらに難しいゲームをウェブ上からダウンロードでき、さらに一歩先の学習もできるようになっているのも魅力の一つですね!
小学生からはじめるわくわくプログラミング
こちらも入門編としては最適です。
人気定番書の改訂版でスクラッチ(scratch)最新バージョンScratch 3.0に対応。
スクラッチプログラミングを楽しんで学びたいお子様に向けた内容となっています。
この本では小学校の教科である算数、理科、総合、音楽、図工に関連した作品うを作っていくことができるようになっています。
本書内「つくってみよう!」では
- 実写コマ撮りアニメ(総合×図工)
- 多角形と星型図形(算数×図工)
- 車窓シミュレーター(総合×図工)
- 繰り返し模様(算数×図工)
- ネコジャンプ(理科×図工)
- 自動演奏装置(音楽×図工)
などを作っていくことが可能です。
各教科と関連づけることでその教科の理解を深め ることにつながります。
プログラミングを学ぶことによって各教科の理解が深めることはプログラミング 教育の理念にも沿っているので、おすすめです。
できるキッズ 子どもと学ぶ Scratch プログラミング入門
できるキッズ 子どもと学ぶ Scratch プログラミング入門は、はじめてプログラミングに触れるお子様とその保護者のために書かれたプログラミング学習本です。
「子どもと学ぶ」となっているので、お子様一人で学習するのではなく、隣でパソコン操作をサポートしてくれたり漢字や文章が理解できない時に説明できる人と一緒に学習をすることを目的としています。
ですので上記の2冊とは少し趣向が違います。
趣向は違いますが学習できる内容はScratchです。ここは変わりません。本の内容もゲームを作っていきますし作ったゲームでしっかり遊べます。
- プログラミングを始めよう
- Scratchを始めよう
- 音を鳴らしてみよう
- 自動で動く車を作ろう
- アクション迷路を作ろう
- もぐらたたきを作ろう
- オート紙芝居を作ろう
- シューティングゲームを作ろう
- 電子スノードームを作ろう
- クイズ!できるもんを作ろう
- 幾何学模様を作ろう
- ブロックくずしを作ろう
といった内容となっておりしっかりとゲームが作れます。
本が進むにつれて少しずつ難易度も上がりますが問題なく作っていけるようになっていますよ!
そして嬉しいのは、ゲームを作りながらパソコンのマウスやキーボードの使い方も丁寧に解説してくれるため、パソコン自体がはじめてのお子様でも迷わず学習できます。
解説も1つ1つの手順を画像を交えて解説しているのでとても分かりやすくなっており、レッスンごとにサンプルをダウンロードできます。たとえ動かななったとしてもどこが悪いのか確認することが容易になっています。
スクラッチ(scratch)の学習本を選ぶ際の2つのポイントや注意点
スクラッチを学ぶためにおすすめの学習本を紹介してきましたが、上記の本以外にもおすすめの本はたくさんありません。
ただ、他の学習本を探すといっても、何をポイントに選べばわからないという人もいると思います。
そこで、スクラッチを学ぶための学習本を選ぶ際のポイントを2つ紹介します。
ぜひ、購入する際の参考にしてください。
選ぶ際はこれから紹介する2つのポイントと注意点を抑えれば失敗する確率は減りますので。
絵や図などがたくさん使われている
いくら分かりやすく書いているといってもプログラミングは複雑で分かりにくいことも事実です。
プロ向けの本にもなると法律家のような参考書がいくつも必要になったりすることもあります。
ですので、子ども向けのプログラミング言語でビジュアルプログラミングを基準にして、学習本も絵や図を交えて視覚的に分かりやすく説明しているものを選んでください。
せっかくお子様が興味を持たれてもプログミングが嫌いになってしまっては元も子もないです。
解説だけでなく作品が作れるかどうか
学習本と言っても、学習するのはプログラミングです。
解説だけの本を読んだだけで本当に学習したと言えるでしょうか?
プログラミングは実際に作り動かすことで初めて脳に記憶されます。
最初はマネをするだけで大変です。
その真似する題材がパソコンやタブレットを使用してのプログラミングが行えるような内容の本かを確認て下さい。
まとめ
世の中には何千という数の入門書が発刊されています。
その中からしっかりと身につく本を厳選しました。
実際、保護者の方が何冊かピックアップしてお子様に読んでもらって決めるのも一つの手です。
学習の主人公はお子様になるので本人が気にいるかどうかも大切なポイントとなります。
プログラミング学習を通じてお子様と素敵な時間を共有されてみてはいかがでしょうか?
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