小学生の1年の中で最も大切な時期の一つ。それが夏休みです。
夏休みは長期休みの中で最も長い休みであり、他の子と差がつく期間と言っても過言ではありません。
そこでこの記事では「小学生のお子さんが夏休みに絶対に抑えておきたい勉強のポイント」を7つ紹介します。
約1ヶ月という貴重な休みを無駄にしないためにもぜひ参考にしてみてください。
小学生の夏休みで親が意識したい勉強法やポイントはこの7つ
夏休みというと学校からの夏友だけやればいい!と思う保護者さんも少なくありませんが、私はそれだけでは不十分だと思っています。
もちろん、仕事や家事もあるだろうし忙しいのはわかりますが、それでも学校に行っていない時間をどう過ごすかが小学生にとってはとても大切です。
ただ、具体的な勉強法などを教えてるというよりは「こういうポイントを抑えて過ごしたほうがいい」という大まかな方法を教えたほうがいいです。
そのポイントがこの7つです。
- 基礎学力の定着を目指す
- 読書習慣をつける
- 科学や社会の観察力を身につける
- 体験などで創造力を伸ばす
- 自己表現力を高める
- 英語などの外国語の学習をしてみる
- 体力を鍛える
それぞれ解説しますね
ポイント①:基礎学力の定着を目指す
小学年の夏休みの間は、算数・国語の基本的な学習内容をしっかりと復習しましょう。
これは、学校で学んだことを確かなものにするための大切な時間です。
まずは、自分が苦手と感じる分野を特定。例えば、足し算や引き算、国語であれば読解力などです。その分野に集中的に取り組むことで、基礎学力を定着させることができます。
ワークブックや問題集を用意し、毎日少しずつ問題に取り組む習慣をつけましょう。
解けなかった問題は、解き方を確認して再度挑戦。
分からないところは、メモをしておき学校が始まったら学校の先生やそのときに家族に質問するのも良い方法です。
また、学習時間を作ることも大切です。毎日一定の時間を学習に充てることで、学習習慣を身につけることができます。スケジュールを立てて、学習の時間と休憩の時間を明確に区別しましょう。
基礎学力の定着は、将来の学習の基盤となります。夏休みを有効に活用し、しっかりと基礎を固めることを意識させてください。
ポイント②:読書習慣をつける
小学生の夏休みは、たくさんの本を読む絶好の機会です。読書は知識や表現力を豊かにするだけでなく、想像力や感性を育むことにもつながります。
まずは、自分の興味や好きなジャンルの本を選びましょう。図書館や本屋に足を運び、さまざまな本と出会ってみてください。また、先生や友達からのおすすめも参考にするのもおすすめ。
また、読む目標を立てることも大切です。
例えば、夏休みの間に10冊の本を読むという目標やそこまで難しいなら5冊などでも全然大丈夫。
読んだ本のタイトルや感想をノートに書き留めると、あとで読んだ本の内容を思い出しやすくなります。また、自分の読書の進捗を確認することもできます。
読書の時間を作るために、毎日のスケジュールに組み込むようになるので自然と時間管理にもつながります。
スケジュールに関してはいつでもいいですが、就寝前や休憩時間に10分から15分だけ読書をする習慣をつけることができます。
さらに読書の経験をさらに深めるために、読んだ本の感想や要約を書いてみましょう。感じたことや興味を持った箇所をメモするだけでも良いですし、簡単な読書日記をつけることもできます。
また、読書の楽しみを共有することも大切です。友達や家族と読んだ本の内容やおすすめの本について話し合いましょう。お互いに影響を受けたり、新たな視点を得ることができます。
読書は楽しい冒険の一つです。自分の興味や好奇心に応じた本を選び、夏休みを有意義に過ごす時間としましょう。
ポイント③:科学や社会の観察力を身につける
小学生の夏休みは、自然や身の回りの出来事を観察できる時間を取ることができ、科学や社会の知識を深めるだけでなく、観察力や好奇心を育むことができます。
まずは、興味を持ったことや気になる現象をメモしてみましょう。例えば、
- 夜空の星
- 昆虫の生態
- 植物の成長
などです。その後、図鑑やインターネットを活用して調べ学習を進めていきます。
観察したことや学んだことを記録するために、プレゼンテーションやポスターを作成するのもおすすめ。
自分の観察結果や考察を絵や写真とともにまとめることで、自分の成果を可視化することができます。
さらに、家族や友人と共有することで、観察したことや学んだことを話し合い、新たな知識や視点を得ることができます。また、一緒に観察活動をすることで、楽しさが倍増します。
科学や社会は私たちの身の回りに関わるものです。夏休みを通じて観察力を養い、自然や社会の仕組みを深く理解しましょう。
ポイント④:体験などで創造力(想像力)を伸ばす
普段お子さんに体験などはさせていますか?
体験をさせるというとハードルが高いかもしれませんが、夏休みは期間が長いので創造力(想像力)を伸ばす素晴らしいチャンスです。
体験といっても難しいことさせなくてOK。
例えば
- 絵を描く
- 身の回りのものを使って工作をする
- 物語や詩を書く
などをすることで自分の想像力を伸ばすことができ、創造力を養うことができます。
まずは、自分が興味を持っている分野を見つけましょう。
絵を描くならば風景や動物、キャラクターなど、自分が描きたいものを選ぶ。
それは風景や動物、キャラクター、自分の夢の世界など何でも構いません。好きな色や筆触を使って、自由に絵を描いてみてください。上手く描けなくても心配はいりません。練習を重ねることで技術が向上します。
工作をするならば、リサイクル素材や身の回りの材料を利用して自由な形を作り出すことができます。
折り紙で動物や花を作ったり、段ボールでロボットやお城を作ったりするのも面白いですよね。
さらに、物語や詩を書くことも創造力を刺激します。自分の頭の中にあるストーリーや感じたことを言葉にしてみましょう。キャラクターや舞台設定を考え、想像力を膨らませて物語を作り上げてください。
創造力(想像力)を伸ばすためには、試行錯誤や失敗も大切な要素です。
最初は上手に描けなかったり、うまく工作が進まなかったりすることもありますが、そこから学びながら成長することができます。
さらに、もっと創造力(想像力)を磨きたいなら手芸や料理など、自分の興味や得意分野にも挑戦してみましょう。
編み物や簡単な料理などは、創造力を発揮するだけでなく、手先の器用さや忍耐力も養える活動です。
創造力(想像力)を伸ばすことは、自分自身の表現力を高めるだけでなく、問題解決能力や柔軟な思考力を育むことにもつながります。夏休みを通じて自由な発想を楽しんでみましょう。
ポイント⑤:自己表現力を高める
自己表現は、個々の個性や感情を表現する重要なスキルです。
まずは、自分の感情や考えを言葉で表現する練習をしてみましょう。
例えば、日記や手紙を書くことで、自分の思いを整理し、相手に伝える力を養うことができます。また、詩や短歌を試してみることもおすすめ。
さらに、音楽やダンスなどの芸術表現も自己表現力をアップさせるには効果があります。
楽器を演奏してみたり、自分の好きな曲を歌ったりすることで、感情を表現する喜びを感じることができるでしょう。また、踊りやパフォーマンスを通じて、身体表現を磨くこともできます。
劇や朗読などの演劇活動も自己表現の一環です。台本を作成したり、役を演じたりすることで、自分の思いをストーリーとして表現することができます。劇団や学校のイベントなどで発表する機会を探してみましょう。
自己表現は個人の内面を外に表す大切な手段です。
夏休みを通じて、自分の感情や思考を表現するための方法を探求してください。
ポイント⑥: 英語などの外国語の学習をしてみる
英語などの外国語を学ぶことは、広い世界とコミュニケーションをするための貴重なスキルです。
まずは、興味のある言語を選んで基本的な単語やフレーズを学びましょう。
インターネットや書籍、アプリなどの教材を活用して自主学習を進めることができます。また、学校や地域の語学教室やオンラインコースに参加してみるのもおすすめ。
外国語の学習は、言語だけでなく文化や習慣、音楽や映画、文学作品を通じてにも触れることでき、その国や地域の文化を知ることもできます。
さらに、外国の友達との交流を通じて、実践的なコミュニケーション能力を向上させることにも期待できるでしょう。
また、外国語を活かしたプロジェクトに挑戦することもおすすめです。
例えば、自分の好きな国や都市のプレゼンテーションを作成したり、旅行の計画や日記を外国語で書いたりすることで、実践的なスキルを身につけることができます。
英語などの学習を取り入れたいというご家庭も多いですから、時間がある夏休みに体験などだけしてみるのmおすすめですよ。
ポイント⑦:体力を鍛える
最後は勉強とは少し違いますが、小学生のときは体力を鍛えることも大切です。
適度な運動やスポーツを取り入れることで、健康的な生活習慣を身につけることができます。
まずは、毎日の運動習慣を作りましょう。朝や夕方に軽いストレッチやウォーキングをするだけでも効果的です。
また、
- 自転車に乗る
- 公園で遊ぶ
- 家族や友達と一緒に外で遊ぶ
など、楽しみながら体を動かすことでより継続しやすくなります。
さらに、スポーツや体操に挑戦してみましょう。サッカーや野球、バスケットボールなど、興味のあるスポーツを選んで取り組んでみてください。
また、体操やダンス、ヨガなどのグループレッスンに参加することもおすすめです。新しい技や動きを学ぶことで、体力や柔軟性を向上させることができます。
水泳も夏休みにぴったりのスポーツです。プールやビーチで泳ぐことで、全身の筋力を鍛えるだけでなく、リフレッシュすることもできます。
水泳のスタイルを学んだり、水中でのゲームや競争に参加することで、楽しみながら泳ぎ方を向上させることができますよ。
体力を鍛えることは、健康的な成長と生活の質を向上させるために重要です。夏休みを利用して、適度な運動やスポーツを取り入れて、元気な体を作りましょう。
まとめ:できることはやろう
今回紹介した例はあくまでも一例です。
すべて行う必要は全くありません。しかし、せっかくの長い休みを使ってお子さんに学ばせたりすることはきっと将来につながります。
普段できないことならなんでもいいと僕は思っているので、ぜひ参考にして1個でも挑戦してみてください。
コメントを残す