子供も中学生になり、ふとこんなことを思ったことはありませんか?
「他の家庭の子供はちゃんと勉強をするのに自分の子供勉強を全くしないでこまっている」
実はこれってあるあるの話ですが、中学生にもなると部活も始まったりして勉強をしなくなってしまうお子さんも少なくありません。
そこでこの記事では中学生になって勉強ができないお子さんが抑えるべきポイントや原因などを解説していきます。
中学生の時に勉強が嫌いになってしまうと、高校、大学という大きな受験を受ける際もとても苦労します。
そうならないために、この記事を読んで少しでも参考にしてみてください。
勉強ができない中学生になってしまう原因と対策
勉強ができなくなってしまう原因などは色々とありますが、その中でも特に以下の3つが勉強できないお子さんになってしまう原因です。
- 学習環境の問題
- モチベーションの不足
- 学習方法の不適切さ
思わず「ギク!」と思った保護者様も多いかもしれません。
では実際にはどうやって対策をしていけばいいのか。
それぞれの原因への対策とさらにより勉強ができるようになるポイントを次から紹介しますね。
ポイント①:学習環境の整備を整えてあげる
静かな環境は、中学生が効果的に学習するために非常に大切。騒々しい場所では集中力が散漫になり、勉強効果が低下します。以下は、中学生が静かで集中できる場所を確保するためのポイントです
静かで集中できる場所の確保
まず第一に、家庭内でできるだけ静かな場所を見つけることが重要です。
自室が適切な選択肢であり、他の家族との干渉を最小限に抑えることができます。
自室がない場合は、リビングルームや図書館など、静かで集中できるスペースを見つけることを検討してください。
次に、外部からの騒音を遮断するために、イヤープラグやヘッドフォンを使用することも考慮してください。これにより、学習中の騒音が軽減され、集中力を高めることができます。
整理整頓された学習スペースの整備
整理整頓された学習スペースは、学習効率を向上させるために欠かせません。
まず、机の上を整理しましょう。不要なものを取り除き、必要な学習道具や参考書がすぐに手に入るように配置します。
また、机の上には清潔な状態を保つようにし、散らかりやすい傾向がある場合は整理ツールや収納ボックスを活用しましょう。
さらに、学習に集中するためには、周囲の視覚的な刺激を最小限に抑える必要があります。デスクトップの壁紙やポスターなどが気になる場合は、シンプルなデザインやモチーフに変更することを検討してください。
適切な学習道具や参考書の準備
適切な学習道具や参考書を準備することは、効果的な学習のために不可欠です。
まず、基本的な学習道具を揃えましょう。定規、コンパス、鉛筆、消しゴム、ノートなど、授業や宿題で必要となる道具を用意しておきます。道具が不足していると、勉強の進行が滞ってしまうことがありますので、常に必要な道具を備えておくことが大切です。
また、科目ごとに適切な参考書を選びましょう。参考書は、授業の内容を補完するためや復習のために役立ちます。教科書だけでなく、解説や問題集が充実している参考書を選ぶことで、理解度を深めることができます。
さらに、インターネットを活用することもおすすめです。
オンラインで入手可能な教育プラットフォームや学習アプリを活用することで、豊富な学習資料や問題集にアクセスできます。また、動画レッスンやオンラインチューターを利用することで、理解度を高めることができます。
学習道具や参考書の準備においては、個々の中学生の学習スタイルや目標に合わせた選択が重要です。定期的に学習状況を見直し、必要な道具や参考書の追加や見直しを行うことで、効果的な学習環境を整えることができます。
ポイント②: 学習計画をしっかりと立てる
これも当たり前のことですが、学習計画の立てることは、中学生が効果的に勉強するためにとても大切です。計画を立てることで目標を明確化し、効率的な学習の進め方を確立することができます。
目標設定と具体的なスケジュール作成
まず、中学生は自分自身に具体的な目標を設定することが意識させてください。目標は適切に具体化し、時間枠を設けて明確にする必要があります。たとえば、「数学のテストで80点以上を取る」といった具体的な目標を設定します。
次に、目標達成に向けたスケジュールを作成します。週単位や日単位で予定を立て、学習時間や科目ごとの配分、復習や宿題の時間などを明確にします。スケジュールを立てる際には、自分の生活リズムや体調に合わせることも大切です。
自己管理能力の向上とタスクの優先順位付け
学習計画を立てるだけでなく、自己管理能力を向上させることも重要です。自分の時間の使い方を適切にコントロールし、計画通りに勉強を進めるためのスキルを身につける必要があります。
タスクの優先順位付けも重要な要素です。重要なテストや課題に集中するために、優先順位を付けて計画を立てましょう。
時間の制約や難易度、重要度などを考慮して、優先順位を決めることが必要です。また、タスクを小さなステップに分割し、進捗状況を可視化することで、モチベーションを高めることもできます。
勉強時間の配分と休憩の取り方の工夫
効果的な学習計画には、勉強時間の配分と休憩の取り方が欠かせません。長時間一気に勉強するよりも、定期的な休憩を挟みながら集中力を保つことすることが重要です。
勉強時間の配分に関しては、学習時間を適切に分割することがポイントです。
長時間集中することは難しいため、例えば25分の学習と5分の休憩を交互に行う「ポモドーロテクニック」などの方法を活用することが効果的です。これにより、疲労を軽減し、学習効率を向上させることができます。
また、休憩の取り方も重要です。休憩時間には、目を休めたり体を動かしたりすることがおすすめです。
少し勉強机から離れて散歩したりストレッチをしたりすることで、リフレッシュ効果が得られます。また、飲水や軽いおやつを摂ることも、脳の活性化に役立ちます。
さらに、時間の有効活用には、学習に集中するための誘惑を排除することも重要です。
スマートフォンやSNSなどのデジタルデバイスの利用を制限したり、学習中に他のタスクに取り組むことを避けるなど、学習環境を整えることが必要です。
学習計画の立てることは、自分の目標や性格、学習スタイルに合わせた計画を立てることが重要です。柔軟性を持ちつつ、定期的な振り返りや調整を行いながら、効果的な学習計画を継続して実践することが必要です。
ポイント③: 学習方法の改善と効果的な学習テクニックを取り入れる
学習方法の改善と効果的な学習テクニックを取り入れることは、中学生が勉強能力を向上させるために重要です。
アクティブラーニングの活用
アクティブラーニングは、受動的な学習ではなく、積極的に参加し自ら考えることで学習効果を高める手法です。
中学生は、単に情報を受け取るだけでなく、問題解決やディスカッションに積極的に参加することで、理解力や思考力を向上させることができます。
グループ学習やディベート、プレゼンテーションなどの方法を取り入れることで、主体的な学習を促すことができます。
メモの取り方と復習の重要性
効果的なメモの取り方と復習は、学習効果を高めるために欠かせません。メモを取る際には、重要なポイントやキーワードをまとめるだけでなく、自分自身の言葉でまとめることが重要です。これにより、理解度を深めることができます。
また、定期的な復習も重要です。学習した内容を定期的に復習することで、記憶の定着を促し、長期的な理解につながります。
復習方法としては、ノートやフラッシュカードを活用した繰り返し学習や、問題集を解くなどがおすすめ。
定期的な復習を行うことで、学習内容を確実に身につけることができます。
マインドセットと効果的な学習ストラテジー
適切なマインドセットを持ち、効果的な学習ストラテジーを身につけることも重要です。
学習においては、自信を持ち、失敗や困難に対しても前向きな姿勢を持つこと。
自分自身に対して高い目標を設定して、挑戦し続けることが気持ちを持つようにしましょう。
成長マインドセットとは、自己成長に対する信念や考え方であり、努力や挑戦を通じて自分自身を成長させることを信じることです。
困難な課題や失敗に遭遇しても、それを学びの機会と捉え、成長に繋げることができます。自分の能力に限界を設けず、努力と学習を継続することで、学習能力を向上させることができます。
また、効果的な学習ストラテジーを身につけることも重要です。
学習ストラテジーとは、学習の効率と成果を最大化するための方法や技術のことです。
例えば、予習・復習の重要性を理解し、学習内容を効果的に定着させるために活用します。また、自分に合った学習方法を見つけることも重要です。
視覚的な学習者であれば図表やマインドマップを活用し、聴覚的な学習者であれば音声教材を活用するなど、自分の学習スタイルに合った方法を選びましょう。
さらに、集中力を高めるため、静かで集中できる場所を選び、周囲の注意を引かないようにします。
リラックス法やストレス解消法を取り入れることで、学習効果を向上させることができます。深呼吸や瞑想、適度な運動など、自分に合った方法を試してみましょう。
ポイント④: モチベーションの維持と自己肯定感の向上
中学生が勉強に取り組む上で、モチベーションの維持と自己肯定感の向上は非常に重要な要素です。
目標設定と目標の可視化
モチベーションを維持するためには、明確な目標を設定し、それを可視化することが重要です。
目標を設定する際には、具体的で実現可能な目標を立てましょう。
また、目標を可視化するためには、進捗状況をグラフやチェックリストなどで管理することが有効です。目標に向かって進歩していることを実感することで、モチベーションが高まります。
自己肯定感の向上とポジティブな思考
自己肯定感を高めるためには、自分の良いところや成果にフォーカスすることが大切です。
自己批判的な考え方をせず、ポジティブな思考を持つことで、自信と意欲を養うことができます。
また、失敗や困難に対しても、学びの機会ととらえ、前向きに取り組む姿勢を持つようにしましょう。
自分へのご褒美や家族の協力
自分へのご褒美を設定することで、モチベーションを高めることができます。
達成した目標や一定の進捗に対して、自分へのご褒美や楽しい時間を設けることで、やる気を引き出すことができます。
また、家族の協力なども大切です。
家族や友人、教師などに自分の目標や進捗状況を共有し、励ましやフィードバックをもらうことで、モチベーションが向上します。
さらに、自己成長と比較ではなく、自己との向き合い方を重視しましょう。
自分自身と他人を比較することは、自己肯定感を下げる原因となります。
代わりに、自分自身の成長や進歩を見つけ、自分の成功や努力を認めることに集中しましょう。
自分の強みや興味を追求し、自己成長に注力することで、自己肯定感を高めることができます。
また、十分な休息や睡眠を確保し、適度な運動やリラックス法を取り入れることで、ストレスや疲労を軽減し、モチベーションを高めることができます。
自己肯定感は、健康な身体と心の状態から生まれるものです。
まとめ
すべてをやる必要はありませんが、やはり勉強ができない原因は子供だけにあるわけではありません。
周りがサポートしてあげることで解決できることもあります。
うちの子はどうせ勉強ができないからいいや、じゃなくて少しでも解決できるようにお子さんと一緒になって考えてあげてみてください。
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