高校受験を控える受験生にとって避けては通れない志望校選び。
自分の将来を左右する選択なので、なかなか決められずに悩んではいませんか?
- 「自分がどの高校に行きたいのかわからない」
- 「志望校選びが大事なのはわかるけどどうやって選んだらいいかわからない」
- 「福島の県北地区にある高校の偏差値が知りたい」
という方も多いでしょう。
受験生にとって初めての高校選びなので、何から調べたらいいのか、どうやって調べたらいいのか、わからないことだらけですよね。
しかし、受験は待ってくれませんしあっという間に時間は過ぎていってしまいます。
そこでこの記事では、福島県の県北地方にある16の公立高校のうち偏差値が高いトップ10校のランキングと、志望校の選ぶポイントを4つ紹介していきます。
塾長
2021年福島県の高校入試について
まず、偏差値ランキングに入る前に気になる今年(2021年)の福島県高校入試の詳細から簡単に説明していきます。
受験勉強において大切なのは試験までの目標とスケジュール立て!
入試日程と選抜方法についてはこまめにチェックしていきましょう。
入試日程
2021年度の福島県高校受験日程は以下のようになります。
前期選抜日程
学力検査、面接等 | 2021年3月3日(水) |
面接等 | 2021年3月4日(木)、5日(金) |
合格発表 | 2021年3月15日(月) |
後期選抜
面接・小論文・作文等 | 2021年3月22日(月) |
合格発表 | 2021年3月23日(火) |
選抜方法
選抜方法は各学校によって詳細が異なります。
志望校が決まったら各学校の募集要項を必ず確認し、余裕をもって対策をしていくようにしましょう。
前期選抜
特色選抜
各高校の特色を踏まえた選抜で、学力検査、調査書のほか、面接や小論文の結果を総合して合否を判定します。
前期選抜
学力検査(各教科50点満点・各50分間の5教科の検査)+調査書+面接(ない高校もある)の結果を総合して合否を判定します。
なお、特色選抜と一般選抜は併願が可能です。
後期選抜
調査書+面接+小論文の結果を総合して合否を判定します。
【2020年】福島の県北地区にある高校偏差値ランキングトップ10
福島県の県北地方には16の公立高校があり、「どの高校に行こうか」「自分に合った高校はどこなのか」選ぶのも一苦労だと思います。
ほとんどの中学3年生のお子さんは行きたい志望校は決まっていますが、実際に当塾に来てくださるお子さんでも志望校が決まっていないという方もいるのも事実です。
そんな方のためにわかりやすいように、福島県の県北地方にある16の公立高校から、今回は偏差値順で10校をランキング順でまた特徴を簡単にまとめてみました1
ぜひ高校を調べるきっかけとして活用してください。
【偏差値67】福島高等学校
福島高等学校の詳細 | |
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偏差値 | 67 |
創立 | 明治31年 |
人数 | 877名(令和2年時点) |
学科 | 普通科 |
HP | https://fukushima-h.fcs.ed.jp/ |
県内でもトップレベルの進学校で、卒業後の進学は基本的に大学進学で、国公立・私立ともに多い高校です。
「授業第一」の指導を徹底しており、意欲的な学習態度を持つ生徒や、積極的な自主学習に取り組む生徒を育てます。
生徒の自主性を尊重しているため制服等はなく、校則も比較的ゆるやかです。
たしかな進学実績を持つ高校なので、学力に自信のある学生ならぜひ目標にしたい高校です。
また、以前は男子の方がかなり割合が多かった印象がありますが、今では女子も多くいますよ。
【偏差値62】橘高等学校
橘高等学校の詳細 | |
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偏差値 | 62 |
創立 | 明治30年 |
人数 | 876名(令和2年) |
学科 | 普通科 |
HP | https://fukushima-h.fcs.ed.jp/ |
橘高等学校も福島大学に次ぎ、県内有数の進学校で、国公立・私立大への進学実績も多数あります。
福島高等学校と同様、制服の規定はなく、生徒の自主性を尊重して自由に高校生活を送ることができます。
学習面においてもトップクラス。生徒の希望進路に応じたきめ細やかな指導と授業で確かな学力を身につけることができます。
改装されたきれいな校舎も魅力ポイント!元女子高なこともあり、比較的女子が多い高校です。
【偏差値58】福島東高等学校 普通科
福島東高等学校の詳細 | |
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偏差値 | 58 |
創立 | 昭和55年 |
人数 | 799名(令和2年) |
学科 | 普通科 |
HP | https://fukushimahigashi-h.fcs.ed.jp/ |
「文武両道」を掲げ、大学進学を目指した学習はもちろん、部活動にも力を入れています。
全校生徒の約90%が部活動に所属し、部活動への加入率は県内トップクラスです。
ほとんどの部活動が県大会へ出場している実力もあります。
そのためかスポーツ大会やマラソン大会といった行事もとても盛り上がりを見せるようです。
勉強と部活動を両立させたい学生におすすめしたい高校です。
福島南高等学校 文理科
福島南高等学校の詳細 | |
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偏差値 | 58 |
創立 | 明治31年 |
人数 | 550名(令和1年) |
学科 | 文理科/国際文化科/情報会計科 |
HP | https://fukushima-h.fcs.ed.jp/ |
福島東高等学校と同位の偏差値の福島南高等学校です。
大学への進学率は学科によっても違いはありますが、国公立よりも私立大のほうが多いようです。
福島南高等学校は文理学科・国際文化学科・情報会計科と学科がわかれており、自分の進みたい進路に応じて学科を選択しましょう。
文理学科は、大学進学に適した独自の科目設定を行っていたり、少人数制で希望の進路に対するきめ細やかな指導を行っていたりと、進学に対する意識が高いです。
福島西高等学校 普通科
福島西高等学校の詳細 | |
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偏差値 | 55 |
創立 | 昭和38年 |
人数 | 752名(令和1年) |
学科 | 普通科/数理科学科/デザイン科学科 |
HP | https://fukushima-h.fcs.ed.jp/ |
部活動や生徒会行事などが盛んにおこなわれており、学科ごとの団結力やお互い切磋琢磨する雰囲気の学校です。
文武両道に学校生活を楽しみたい方におすすめ。
進学状況では私立大に進学する生徒が多いですが、努力次第では国公立を目指すことも十分可能です。
福島西高等学校にはデザイン科学科があり、校内にはデザイン学科の生徒が描いた絵が飾られている等、華やかで気持ちよく生活ができます。
福島商業高等学校 情報ビジネス科
福島高等学校の詳細 | |
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偏差値 | 51 |
創立 | 昭和30年 |
人数 | 714名(令和2年) |
学科 | 情報ビジネス科/経営ビジネス科/会計ビジネス科 |
HP | https://fukushima-ch.fcs.ed.jp/ |
情報ビジネス科では、次世代ICTへ対応する人材を育むべく、プログラム作成方法や効果的なコンピューター利用法を学びます。
プログラマーやシステムエンジニアなど情報システムの管理ができる人材を育むことを目標としています。
高校生の内から取得可能な資格が多数そろっているため、進学や就職にはもちろん、社会に出てから必要とされるスキルを身につける挑戦ができます。
部活動に入ることが強制ではなく、かといって勉強だけに集中する雰囲気というわけでもないため、比較的自由な校風な高校です。
福島工業高等学校 情報電子科
福島工業高等学校の詳細 | |
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偏差値 | 51 |
創立 | 昭和23年 |
人数 | 824名(平成30年) |
学科 | 情報電子科/機械科/建築科/環境科学科/電気科 |
https://fukushima-ch.fcs.ed.jp/ |
福島県で工業系を学びたいならぜひ候補に入れたいのが福島工業高等学校です。
課外授業が多くあり、目標を決めれば多くの資格取得ができることが強みです。
工業系を学ぶ意志の強い学生が多く見られ、切磋琢磨してスキルを身につけることができるでしょう。
進学・就職ともに選びやすく求人も毎年多くきているので手に職つけて就職するもよし、学びをさらに深めるために進学するもよし、と幅広い選択ができます。
安達高等学校 普通
安達高等学校の詳細 | |
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偏差値 | 50 |
創立 | 大正12年 |
人数 | 478名(令和2年) |
学科 | 普通科 |
HP | https://adachi-h.fcs.ed.jp/ |
96年の歴史のある古き良き伝統校です。
進路状況は国公立から就職まで、幅広い選択肢があるので周りに流されることもなく、自分で決断しやすい環境です。
また、東日本大震災の経験を踏まえ、2014年からは県内唯一のユネスコスクールとして「復興教育」「国際理解教育」を実施しています。
オーストラリア海外研修やダートマス大学生来校といった、国際交流も盛んな高校です。
福島北高等学校 総合学科
福島北高等学校の詳細 | |
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偏差値 | 44 |
創立 | 大正23年 |
人数 | 500名(平成30年) |
学科 | 総合学科 |
HP | https://fukushimakita-h.fcs.ed.jp/ |
平成13年より「総合学科」に改編しました。
普通科と間違われやすい総合学科ですが、主な特徴としては1年次で基礎科目を学び、2年次より自分の希望進路にあわせて系列を選ぶようになります。
「文理総合系列」「教養文化系列」「生活総合系列」「情報ビジネス系列」という4つの系列から選択できるようになっています。
自分の将来にあわせた系列を1年次でじっくり考え、選択できることが魅力です。
保原高等学校 普通科
保原高等学校の詳細 | |
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偏差値 | 41 |
創立 | 大正11年 |
人数 | 503名(令和2年) |
学科 | 普通科/商業科 |
HP | https://hobara-h.fcs.ed.jp/ |
大正11年に創立され、かなり歴史と伝統のある学校ですが、校舎の建て替えにより屋外内ともにきれいで過ごしやすい環境が魅力的です。
部活動に所属することが必須ということもあり、活気のある校風です。
進路に関しては、国公立大学への進学を希望する場合は努力が必要となりますが、進学実績も出ているため頑張り次第で国公立大学への進学も可能です。
普通科・商業科ともに多様な進路に応じられるようコース制を設定し、個々に応じた進路相談ができるところもポイントです。
福島の県北地区にある高校の志望校を選ぶ際の5つのポイント
ここまで福島県県北地方の高校を偏差値順に紹介してきました。
志望校を選ぶときは、勉強はもちろん部活や校舎、学校行事など、見極めたいポイントは多数あると思います。
志望校を選ぶときの最初のステップとして、大前提としてこちらのポイントを意識してみましょう。
- 校風が合うか
- 立地は通学が十分可能か
- 勉強以外でも充実感を得られるか
- 高校卒業後の進路が自分の目標に合うか
- 自分の実力の伸びしろを考えて2~3校考えておく
校風が合うか
これから選ぶ高校は、大切な青春時代を過ごす場所です。
3年間通い続けることを念頭に置いて、その高校の校風が自分に合っているかを見極めることが必要です。
高校によって、学校行事が多い高校や部活動に力を入れている高校、校則がゆるやかな高校など様々な特色があります。
校風をチェックするときは、
- ネットを利用してHPや口コミサイトで調べる
- 文化祭やオープンキャンパスでその高校に行ってみる
- その高校に進学した先輩の話を聞く
といった方法があります。
立地は通学が十分可能か
家から学校までの通学時間というのもとても大切なポイントになります。
高校生になると部活動にもこれまで以上に力を入れ、帰りが遅くなりますし、勉強もこれまで以上に難しくなっていきます。
通学時間が短ければ短いほど時間を有効活用して勉強も部活動にも取り組むことができます。
勉強以外でも充実感を得られるか
たとえば、
中学ではバスケ部に所属してとても楽しかった。高校ではもっとレベルの高いバスケ部で活躍したい!
読書が大好きだから図書館施設が充実した高校に行きたい!
行事が大好きだから、毎年体育祭と文化祭がどちらも必ず行われる高校に行きたい!
といった、勉強以外の部分に魅力を感じることができるかというポイントも、高校選びにはとても重要です。
高校生活という大切な時間を過ごす場所なので、充実した3年間を過ごしたいのであれば勉強面以外の部分にもこだわりを持ちましょう。
「どの高校に行ったらいいかわからない…。」と悩むのであれば、こうした勉強以外の魅力で自分の理想とする高校を探してみるのもいいかもしれません。
高校卒業後の進路が自分の目標に合うか
高校を選ぶときには、高校卒業後の進路も考えて選びましょう。
たとえば自分の進みたい進路が定まらないうちから専門性の高い学科に進学してしまうと将来の選択肢が一気に狭まってしまいます。
すでに進路を考えて専門性の高い学科を選ぶのはもちろんいいですが、多くの人は中学生の内から高校卒業後の進路を決めていないと思います。
まだ決めていないという人は、今後どのみちにも進めるように自分の学力に合った普通学科を中心に考えることがおすすめです。
その高校の卒業後の進路を調べるときには、HPや学校案内などに記載されている過去の進学実績で調べてみましょう。
自分の実力の伸びしろを考えて2~3校考えておく
「志望校は1つに絞らなきゃ!」「第一志望以外は考えられない!」と、自分で自分を追い詰めていませんか?
行きたい高校は最初から1つに絞るのではなく、2~3つに広げておきましょう。
- 「滑り止めで受ける高校」
- 「今の学力で届きそうな高校」
- 「努力が必要な高校」
という感じで調べていきましょう。
志望校は早く決めたほうがいいというものでもありません。
受験直前にぐんぐん成績が伸びて志望校を変えるということもよくある話です。目標を高く持っておくようにしましょう。
まとめ
受験生にとって、今後の人生も左右する志望校選びはとても大事な選択であると同時に、一日二日で決められない難しい決断でもあります。
後悔のない選択をするためにも、下調べに惜しまず時間を使うようにしましょう。
本当に行きたい高校に出会えたら、勉強のモチベーションもぐっとアップしますよ^^
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